がらくたマガジン

小説を書いたり、読んだり、勉強したりするブログです。執筆者紹介  (復)=復路鵜執筆  (K)=春日 姫宮執筆

2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

覚悟をせむ(復)

俳句ひとつ。〈家作る覚悟をせむとそぞろ寒〉 (季語はそぞろ寒。秋風に吹かれる中、よし、物凄い額の金を動かすぞ……!という感じです。お金たまるといいね!)

LIMBO(復)

俳句ひとつ。〈LIMBOには林檎をひとつ持つてゆけ〉 [季語は林檎。辺獄なんていうところに行くんだから何か携えてゆきなさい、という感じ。リンゴとリンボをかけた辺りも、ちょっとあります。]

留置場(復)

川柳ひとつ。〈羊羹に万歳したく留置場〉 (季語なし。地獄の如き環境においては甘味ひとつにも慈悲を覚える次第でもある。)

欠伸はこれで(復)

俳句ひとつ。〈芋を煮る欠伸はこれで七度目だ〉 (季語は芋。料理している最中に気が抜けて欠伸することもままありますが、あまり疲れてるならちょっとうとうとしてもよいのでは?)

お皿に渡す(復)

俳句ひとつ。〈梨剥いてお皿に渡す午後三時〉 (季語はなし。梨を食べられる状態にするだけのもの。しかし人と食べるのでなく自分が食べる用に作るのもアリですよね。人と話しながら剥くと怪我します。)

ソマリ人(復)

俳句ひとつ。〈ソマリ人芋煮会見て写真撮る〉 (季語は芋煮会。訪れた人がぐつぐつ煮えたデカイ鍋を見て写真を撮る様子。しかしソマリ人でなくとも島根人とかドイツ人でも通じるので言葉が動いちゃう。)

赤ずきん(復)

俳句ひとつ。〈赤ずきん赤のまんまを摘みにけり〉 (季語は赤のまんま。秋に咲く赤い花だそうで。赤ずきんちゃんがひいふう取ってたら絵になるんですが、しかし日本列島に彼女はいるんでしょうか。)

脂肪が大事(復)

俳句ひとつ。〈レースより脂肪が大事馬肥ゆる〉 (季語は馬肥ゆる。こんな季節に競馬なんてやってられるか! もっと桶をよこせ! という馬。食べ過ぎはよくありません!)

師はいない(復)

俳句ひとつ。〈師はいない家族は遠い秋の蝉〉 《季語は秋の蝉。元気が良い蝉もいますが、死にかけた蝉を見たら暗いことを考えることもあります。でも俳句はあまりネガティブなものを好まない一面も。》

再利用(復)

俳句ひとつ。〈朝食を再利用する夜食なり〉 (季語は夜食。残り物が出てくるってよくあるパターンですが、夜食に入ると一気に寂しさが出てきます。でも新しすぎても胃が辛い。)

無敵が通る(復)

俳句ひとつ。 〈そこのけや無敵が通る濁酒〉 (季語は濁酒。お酒が入った状態で大通りなどの広い場所を歩いてると、なんか無敵になった感じがしませんか? ただし車やチャリに接触したら危ないです。)

酸い甘い(復)

俳句ひとつ。〈酸い甘い吹き飛ばしてゆく唐辛子〉 (季語は唐辛子。たまにマジで辛いのに出会うと、なんか人生の思い出とかこれからの計画とか消え失せるぐらいむせる時とかありません?)

カルア(復)

短歌ひとつ。〈ラムレーズン摘んで食べる人がいるカルアの瓶は不満気に見る〉 (季語はなし。何を食べるかは人それぞれですがそれに対してある種の考えを持つ人もいます。それは人というカテゴリから外れることもあります。)

座敷わらし(復)

短歌ひとつ。〈ある村に座敷わらしがおったとさ今じゃその村首都となり果て〉 (繁栄に関する一つ。家がでかくなるにしても限度がありますね? そして繁栄した結果は必ずしも個人の幸せに繋がるとは限りませんね?)

ハンラハン(復)

短歌ひとつ。〈おめかけを千人作ったハンラハン子種ども皆報いとなり来る〉 (季語はなし。ハンラハンはイェイツ詩集より――各地に恋人がいた田舎の教師だそうで。子どもを作りすぎると後ほど骨肉の争い、勃発しません?)