がらくたマガジン

小説を書いたり、読んだり、勉強したりするブログです。執筆者紹介  (復)=復路鵜執筆  (K)=春日 姫宮執筆

2019-01-01から1年間の記事一覧

逆噴射小説大賞2019、ピットイン(復)

photo by José Pablo Domínguez on Unsplash 遅くなりましたが、逆噴射小説大賞に投稿された皆さま、お疲れ様でした! 一次選考・二次選考も完了となりました。私はマガジンを拝見しながら「うわああ、さ、作品が……あああああ……」とかなっていましたが、選考…

青カビな俺『Ico McDonnel's Story -Iraq War-』――ゴアと凄惨と下卑とユーモア(復)

青カビな俺『Ico McDonnel's Story -Iraq War-』読み終わりました。同人誌。イコ・マクダネルの戦争前日譚。『イラクの自由作戦』当時のアメリカ軍兵士たちがどのように戦い死んだかをゴアゴアしく描きながら酸鼻な美を求める一作。野蛮と下品が好きならおす…

『ぽぽぽぽ』――ふりがなとカタカナの絶妙なエイミング(復)

へにゃらぽっちぽー『ぽぽぽぽ』、2019 を読んだ。 へにゃぽちゃんとへにゃらぽっちぽー兄さんが各地で活躍する話であり……絵本のような文庫本であり、カタカナとひらがな、漢字がマイムマイムを踊りながらサークルを描く……「ぽ」の使い方が独特で楽しく、引…

野尻抱介『南極点のピアピア動画』――初音ミクが宇宙と交流する頃の人類 (復)

野尻抱介『南極点のピアピア動画』ハヤカワ文庫、2012を読んだ。SF小説である。小説だが実在ジャーナリストが実名で登場しててびっくりした。 南極点のピアピア動画 (ハヤカワ文庫JA) 作者: 野尻抱介,KEI 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2012/02/23 メデ…

銅大『SF飯 宇宙港デルタ3の食糧事情』――だるまさんがころんだ、ぐりっ、ぴーっ! (復)

銅大『SF飯 宇宙港デルタ3の食糧事情』、ハヤカワ文庫、2017を読んだ。以下続刊している。 SF飯:宇宙港デルタ3の食料事情 (ハヤカワ文庫JA) 作者: 銅大 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2017/11/30 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 飯で…

鷹見一幸『再就職先は宇宙海賊』――意地、意地、意地、ロマン! (復)

鷹見一幸『再就職先は宇宙海賊』ハヤカワ文庫、2018を読んだ。次がありそうな書き方だが、もしかしたらこれで完結かもしれない。 再就職先は宇宙海賊 (ハヤカワ文庫JA) 作者: 鷹見一幸,NAJI柳田 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2018/03/24 メディア: 文…

マックス・ブルックス『WORLD WAR Z』――ゾンビ出現を経たパラレルドキュメンタリー (復)

マックス・ブルックス(訳:浜野アキオ)『WORLD WAR Z』2013、文春文庫(上下)を読んだ。実際にはもっと前に読み終えていたのだが、やっと感想を書く気になれたというほうが正しい。 WORLD WAR Z 上 (文春文庫) 作者: マックスブルックス,Max Brooks,浜野…

飴村行『ジムグリ』――まつろわぬ民、銃、地雷、そしてシャッテン (復)

飴村行『ジムグリ』集英社文庫、2018を読んだ。ジャケットそのものが極彩色で怖いし書いてあることの意味もわからない。帯には「関根勤さんも大絶賛!」と書いてあるのだが、作者の粘膜シリーズを読んで大ファンになったそうだ。芸能人もこういう小説読むん…

水城正太郎『道化か毒か錬金術』――自由に暴れるエンタテイメント (復)

水城正太郎『道化か毒か錬金術』HJ文庫、2018を読んだ。以下続刊している。 道化か毒か錬金術 (HJ文庫) 作者: 水城正太郎,Ume 出版社/メーカー: ホビージャパン 発売日: 2018/10/31 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る どんな作品かと聞かれたら、半…

三河ごーすと『友達の妹が俺にだけウザい』を読んだ (復)

三河ごーすと『友達の妹が俺にだけウザい』GA文庫、2019を読んだ。1巻である。 友達の妹が俺にだけウザい (GA文庫) 作者: 三河ごーすと,トマリ 出版社/メーカー: SBクリエイティブ 発売日: 2019/04/12 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る この世界の…

星野実『漫画アシのABC総集編その1』を読んだ (復)

星野実『漫画アシのABC総集編その1』を読んだ。 漫画アシのABC総集編その1 (ぽっぽこっこ) 作者: 星野実 発売日: 2014/09/10 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 2010年ころに最初の発表がされた同人誌だが、すごい……4コマ漫画でアシスタント目…

【モータル・アンド・イモータル】プラス・ヴィジョン公開(復)

たいへんお待たせいたしました。 5月~6月まで手がけていた【モータル・アンド・イモータル】プラス・ヴィジョンをひとまとめにしてサイトで公開いたしました。 ものがたり #1から#6までを全収録し、ニンジャ名鑑も追加しております。 また次回作にてお会い…

【モータル・アンド・イモータル】プラス・ヴィジョン#6(完結) を公開(復)

おまたせしました、noteで連載中の【モータル・アンド・イモータル】、最新話にして最終話をお届けします。 note.mu ニンジャ名鑑のほうも作成しましたので、後日こちらもお届けしたいと思います。ご期待ください。

【モータル・アンド・イモータル】プラス・ヴィジョン#5公開(復)

じゃっかんのタイムラグがありますが、モータル・アンド・イモータルの#5を公開いたしました。 これはかなりの佳境に入りましたがどんどんニンジャスレイヤーが活躍していき……ニンジャが死んでいく……そういうシナリオになりました。 note.mu また最近は久し…

【モータル・アンド・イモータル】プラス・ヴィジョン#3 公開

お待たせしました、連載中のニンジャスレイヤー二次創作【モータル・アンド・イモータル】プラス・ヴィジョンの#3を公開しました。 お読みいただけると幸いです。 note.mu次回も近日更新です。

【モータル・アンド・イモータル】プラス・ヴィジョン#2 公開(復)

先に投稿した#1の続きである#2のほう、noteに投稿しました。 お時間あるかた、ぜひごらんいただけると幸いです。 note.mu 次回更新までいましばらくお待ち下さい……

『モータル・アンド・イモータル』プラス・ヴィジョン#1 公開(復)

ちまちまと進めていた逆噴射大賞の第一稿があがったので、箸休めと以前書いたニンジャスレイヤー二次創作をリニューアルしております。noteに作品をあげてますが、完結したらこちらのギャラリーのほうにも上げる予定です。どうぞよしなに。 note.mu 作品は全…

中原道夫『彷徨』を読んだ(復)

中原道夫『彷徨』ふらんす堂、2019を読んだ。ちなみに彷徨と書いて『うろつく』と読む。ちょっとダラッとした感じがあって楽しい。 本文に何があるか フランス、パリ おわりに 俳人の中原道夫はよく旅をするのだが、今回の本に載せた俳句は海外(インド、モ…

漢弾地『僕と妻の場合』を読んだ(復)

漢弾地『僕と妻の場合』2017、飛鳥新社を読んだ。四コマ漫画、短めのエッセイが入った漫画だ。登場キャラは夫と妻で主に二人が会話したり買い物しているが、たまに「考えが整理されてモチベーションがあがるので睡眠はすごい」とか「師匠にいい加減な態度で…

厘のミキ『わたしが強くしたい神2』を読む

厘のミキ『わたしが強くしたい神 2』アフタヌーンKC、2019 を読んだ。最初に惹かれたのがタイトルで、「神を強くできる主人公……一体何者なんだ……」と思って雑誌を買ったら女子高生が出てきた。キャラは立っている。主人公は売れなくてクビを切られた小説家。…

清瀬六郎『夜風』(アトリエそねっと、2016)を読む(復)

清瀬六郎さんが書いた『夜風』(アトリエそねっと、2016)を読んだ。 滝頭琉姫(たきがしら るき)という社会人女性が中学時代の同級に招かれて、中学時代に住んでいた故郷を訪れるという話だ。同級生には幸織(さちお)とか結生子(ゆいこ)がおり、琉姫は…

同人誌『明日も、いい笑顔で』を読んだ(復)

『明日も、いい笑顔で』(so-tsuエージェンシー著)を読んだ。ページを開くと次から次へと女の子が出てくる。ロックな幼馴染、生徒会長、くるみん……さまざまな女子高生が出てくるし魔女も出てくるので、良い作品だった……短編で後味がスッキリしているのが特…

『海色』と『吹雪』

先日のことだが久しぶりに音楽を購入した。作業時には音楽で発破をかけることがよくあるが、『Another Day of Sun』とか『ラッキー!サプライズ☆バースデイ』を聞いているうちに別な曲も欲しくなった。 ということで、新しく『海色』と『吹雪』の二曲が音源…

ダイアリー→ブログへ移行しました(復)

いつのまにかはてなダイアリーが消えちゃうらしいので、大急ぎではてなブログへと移行しました! タイトルもいじくって、『がらくたにっき』から『がらくたマガジン』に変更しました。 いまは『逆噴射小説大賞』に投稿した話の続きをちまちま書いているので…