がらくたマガジン

小説を書いたり、読んだり、勉強したりするブログです。執筆者紹介  (復)=復路鵜執筆  (K)=春日 姫宮執筆

2012-01-01から1年間の記事一覧

コーマック・マッカーシー『ザ・ロード』早川書房 2010

:無月の夜、ざらつく大気の中を歩く父と息子の二人。疾くに一線を越えていた世界は暗雲に包まれ言葉が意味を無くしていく。冬から逃げるために南へと歩き続ける彼らの眼に映るのは廃墟食人鬼そして荒廃荒廃荒廃。押し潰された大地の上を二人は互いを守りな…

コーマック・マッカーシー『ザ・ロード』(復)

そろそろ新年が差し迫ってきました今回ですが、レビューの中身は新年という概念が消えた小説です。

東方陰毛合同 はずかしいおけけ その四

関連ページはこちら ついに最終戦となりました。一ヶ月間ずっとおけけの感想書いて恥ずかしくないの? このバカ! 変態! ×××! これにて陰毛合同は終了となります。 ↓この先、一おけけ(おけけの長さを表す筈だが、たまに聞き間違えられて恥ずかしくなる) …

東方陰毛合同 はずかしいおけけ その三

関連ページはこちら 本日より後半戦スタートですが、内容は相変わらずのおけけですので、やっぱり子どもは禁止です! トラウマとかなるかもしれませんし! ↓この先、一おけけ(おけけの長さを表すのだが、殆どのおけけは存在自体を憂慮される) 『玉藻刈る敏…

東方陰毛合同 はずかしいおけけ その二

関連ページはこちら 二週目となる今回もやっぱり十八禁なので、お子様は帰ってお子様用シチューを食べよう! ちなみに私はシチューはご飯にかけて食べる派です。いちいち分けておくのって面倒くさくね? ↓この先、一おけけ(おけけの長さを表すのだが、大抵…

東方陰毛合同 はずかしいおけけ その一

関連ページはこちら 久しぶりの日記が十八禁作品というしょうもない始め方に我ながら意気消沈する思いですが、それはともかく表紙のひじりんがとてもとてもかわいらしいと思います! でも本文内に出てないのはちょっとした詐欺だと思います。泣いてもいいで…

東方陰毛合同 はずかしいおけけ その一(復)

※以下は十八歳以上の人しか閲覧できないよ! もし十八歳以上を自称しているリアルお子様がいたら、すぐにブラウザバックをするんだ! フェチ推奨だから後悔しても知らないぞ! ↓この先、一おけけ(おけけの長さを表す単位。時に十三キロを越える)

エリオット・ヘスター『地獄の世界一周ツアー フライトアテンダント爆笑告白記』文春文庫、2009

:前作『機上の奇人たち』にて賞賛・顰蹙、あと海外に飛び出せる分の金を獲得できたトラベル・ライター(そう名刺に書いてあります)エリオット・ヘスターが、人員整理の折にそれまでの生活全てをポイし、世界一周ツアーへと旅立った! マルケサス諸島では牛…

田中ロミオ『人類は衰退しました7』ガガガ文庫、2012

:かのアニメ化作品の新作が! 絵も新しい! キャラクターはいつも通り! あっ主人公の女の娘かわいいです! 学校を作ります。あまり叱り過ぎると人格が変容して将来的に悪影響を及ぼしかねないので子供は甘やかします。先生(わたし)はこびへつらいます。…

神林長平『グッドラック 戦闘妖精・雪風』ハヤカワ文庫、2001

:相克の激化は戦争の没入にも似て、人と機械の疎通は未見域へと突入する。 物語は前作の総括とも言える一通の手紙と、雪風より射出された深井零中尉の目より始まる。その瞬間、その時刻より開始された多群的な物語は重厚な展開を見せつつも、あたかも人物行…

スティーヴン・キング(白石朗)『アンダー・ザ・ドーム』文藝春愁、2011

:突如として発生した〈ドーム〉は、町を全てから分けた。外界との出入り。大いなる神々。アメリカ合衆国。そして秩序から。 十月二十一日の朝、メイン州にあるチェスターズミルという町を区切るように障壁が発生する。冠された名は〈ドーム〉。くぐり抜け、…

渡辺浩弐『アンドロメディア』幻冬舎文庫、1998

:人の手により成ったバーチャルアイドルAI。彼女は変遷の末にネット内で自己増殖を始め、やがて妄執の領域へと至る。 90年代時点での未来創造の産物でもある、現代とは異なる現代。天才的な技術者タカナカは、ある時日本芸能界において凄まじい人気を有して…

桐野夏生『OUT』講談社、1997

:絡み合う四人の女たちによる悲劇の集合体。その核心にあるのはある男の死体と、女たちが協力した挙句の死体解体。鬼の所業に手を染めた四人は、幾ばくかの狂気と幾ばくかの打算を胸に、何処とも知れない異地をひた走る――主要登場人物はいずれも女性たち四…

虚淵玄『ブラック・ラグーン2 罪深き魔術師の哀歌』ガガガ文庫、2011

:帰ってきたロアナプラ! 帰ってきた悪党ども! そして帰ってきた血飛沫! 猟犬メイドロベルタによる無法の街再訪問以降の話。米CIAはロアナプラの犯罪的価値を知りえ、利用しようと図る。その号令により進められる『ペルセフォネ作戦』と、呼応するように…

巌窟王その十二・最終(復)

DVD表紙を飾るのは伯爵。壮絶な迫力を秘めているのですが、でも初見だとちょっとビビります。第二十三幕『エドモン・ダンテス』:崩れて落ちる。悪夢も、羨望も、復讐も。 闘争を繰り広げるフェルナンと伯爵。やがて衝突はモンテ・クリスト伯の勝利で幕を閉…

巌窟王その十一(復)

DVD表紙絵はオッサン三人組なのですが、前回と違って大変ハンサムな方たちですので、貴人三人組と呼び直したいと思います。でも二人ぐらいもう出ませんけどね 第二十一幕『貴公子の正体』:鉄槌は留まる所を識らず。 宇宙へと逃走したダングラール、投獄され…

巌窟王その十(復)

気がつけば残り二回。頑張りたいところです。DVD表紙絵はアンドレアとユージェニー+後ろに変なオッサンですが、後ろのオッサンはいないほうがいいんじゃないかと老婆心ながら忠告したいところです。 第十九幕『たとえ、僕が僕でなくなったとしても』:引き…

巌窟王その九(復)

今回DVD表紙の主役はフランツだ! でもいたずらな風が巻き起こす髪質の変化のせいで、どう見てもドプレーだぞ! 第十七幕『告白』:燃えて落ち、燻り、巻き上がり、生まれる物は。 伯爵は帰還した。かつて自身に固い意志を見せてくれた伯爵に希望を託してア…

巌窟王、2004

第十五幕『幸せの終わり、真実の始まり』:彼岸の此方側、此岸の向こう側。 宇宙船に乗り、伯爵と共に飛び立ったアルベール。そこで伯爵による譬え話――ある船乗りが、友人と船乗りの婚約者に裏切られた話を聞き、自身も知らず涙を流す。一方アルベールには内…

巌窟王その八(復)

今回のDVD表紙のアルベールはアダルティー! でも本編ではいつも通りだ!

巌窟王、2004

第十三幕『エデ』:縁へ縁へ、淵へ淵へ。 伯爵を逮捕しようとしたヴィルフォールはモンテ・クリスト伯の罠にかかり失脚、地位や家庭を失い伯爵を憎悪するようになる。フランツは夜会の際に眼にした紋章の、それが意味する巌窟王の招待を探るべく、友人どブレ…

巌窟王その七(復)

頂きを越えて到達したのは七合目。まだまだこれからです。

巌窟王、2004

第六回。一つの局面を超えて、もう一つの場面へ。暗転を経て未だ醒めやらぬ霧のような道は。 第十一幕『婚約、破談』:待て、而して希望せよ。 青年たちはヴァランティーヌを連れて悪意の屋敷を出ることに成功し、マクシミリアンと彼女はマルセイユへと退避…

巌窟王その六(復)

気がつけば、半分という頂きを通過!

巌窟王、2004

第五回。そろそろ動きが重く激しくなってきましたが、アルベールに良い所があまりありません。 第九幕『闇色の夢を見た』:まだペッポさんの血沸き肉踊り脳狂う大活劇が始まりませんか? 失神したダングラール夫人を介抱している最中、フランツは伯爵の額に…

巌窟王その五(復)

DVD表紙のメルセデスお母さんが非常にビジンなので、中の人が十六歳であることを忘れ去りそうになってしまいます。

巌窟王、2004

第四回目、まだ種を植えている途中なのでそこまでの動きがないのがやや残念。 第七幕『秘密の花園』:群像を見下ろすは髑髏の月。 失神したエデとモルセールとの関係に悩むアルベール。そこに以前、決闘をしたマクシミリアンが貴族の結婚を批判していた理由…

巌窟王その四(復)

なんか似てると思ったら、アンドレアの声は英雄王の人だったのかー。

巌窟王、2004

第三回目になって安定してきた感もありますが、DVDの残念感がどうにもたまらないのです。第五幕『あなたは婚約者を愛していますか』:決闘の音は高く、伯爵の眼は冷たく。 招待された屋敷の中を船で移動していたアルベールたちは、以前ルナで眼にした少女、…

巌窟王その三(復)

伯爵がポリポリと飲んでいる(食んでいる)薬物が非常に気になるところですが、薬、ダメ、絶対。