がらくたマガジン

小説を書いたり、読んだり、勉強したりするブログです。執筆者紹介  (復)=復路鵜執筆  (K)=春日 姫宮執筆

2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

豊田正義『消された一家 北九州・連続監禁殺人事件』

豊田正義『消された一家 北九州・連続監禁殺人事件』新潮文庫、2009 :一人の詐欺師であった男が、如何に北九州のとある一家を破滅させるに至ったか、七人の男女らをそれぞれによる殺し合いによって全滅させるまでに至ったかを暴いたノンフィクション作品。 …

山下定『自殺サークル』エニックス、2002

『それではみなさんさようなら』 本棚にあったのを発掘した一品。十年近く前の作品ですが、割れ物とかPC用語(専門的でない意味で)が出てきていて面白いのです。ワレズとかありました。 とりあえずネタバレなしで書きますと、最終的に作者が表現しようと思…

C・ド=プランシー『地獄の辞典』講談社+α文庫、1997

:読んで感じたことなのですが、地獄に関する辞典というよりも、中世フランスの文化辞典だと考えた方がいいかもしれません。そもそもこの著作の副題が、「地獄の辞典。精霊、魔神、魔法使い、地獄との交渉、占い、呪い、カバラその他の神秘学、奇蹟、イカサ…

太朗想史郎 『TOGIO』2010,宝島社

一口で感想を表すとすれば、「コーラをガブ飲みした時に喉がキ――――――――ンとなるけれど、それがまるまる続く感じの小説」でした。 特にそのキーン感覚が強いのが第一章です。一行目から始まる、グリンと目を惹きつける文章、常に生存ギリギリの、環境の過酷さ…

日記再開+ごめんなさいを(復)

ええと、一年空いてますね…………。 未だにここを見ていらっしゃる方(とても素晴らしい方であると同時に申し訳なくなります)がおられるとすれば、まずごめんなさいとしか言いようがありません。 粛々と更新を再開させたいとは思いますが、今度は続けられれば…