今日の映画

さて、今までの口ぶりから、私が黒澤明ファンであることは既にバレバレでしょう（笑）。そこで、今回は違う監督の映画を取り上げてみたいと思います。

はい、知らぬ者はいないと思われるほどの名作、第三の男です。
実は、これを観た時には、正直良く分からなかったのですよね。
確かに人間描写は深くてキャラにも魅力があります。悪役のオーソン・ウェルズ氏の演技も噂に違わず素晴らしかったです。ハッとさせられるような台詞も多いです。そして何より、落ち着いたクラシカルな雰囲気（当時としてはモダンだったのだろうか？）は素晴らしいと思いますが、ミステリーとしての魅力は……正直、個人的には感じ入るほどではありませんでした。
ただ、名作であることは疑いのない作品なので、私がまだ受け入れられる時期に来ていないのかも知れません。いずれ、また観たいなと思っている一本です。