がらくたマガジン

小説を書いたり、読んだり、勉強したりするブログです。執筆者紹介  (復)=復路鵜執筆  (K)=春日 姫宮執筆

ザ・ロック

一言で言うと、良い映画です。二言で言うと、ボリュームが満点の良い映画です。

主役のニコラス・ケイジさんの役が光る光る。相棒の元イギリス諜報部員のショーン・コネリーをカーチェイスで必死こいて追いかける様なんて鳥肌が立ちます。

二時間半程の映画ですがよく詰め込んだなと感心したくなるほど物語はよく出来ていて、カーチェイスから銃撃戦に敵に捕まったり脱出したりミサイルを発射して敵の腹に激突させて吹っ飛ばしたりと旨みがたっぷりとあります。

あと、エド・ハリス扮する敵ボスの作りこみもよく出来ています。世界制覇を狙うとかアメリカ政府を転覆とかどこにでもありそうな設定ではなく、政府に見捨てられ全滅した特殊部隊隊員の遺族に賠償金を支払うために政府に脅しをかけるというもの。自分なりの軍人像をひたすらに貫いたキャラクターぶりが非常に面白い。難を言えば、最後らへんの彼はもう少し突っ込んで欲しかったかも。あれでは利用価値なくなったからフェードアウトという製作者の意図が丸見えな感じがします。

何はともかく、是非とも観られることをおすすめします。少なくとも、悪い映画ではありません。