がらくたマガジン

小説を書いたり、読んだり、勉強したりするブログです。執筆者紹介  (復)=復路鵜執筆  (K)=春日 姫宮執筆

宇宙戦争

日本語訳で宇宙戦争なのに、原文だとWAR OF THE WORLDSとはこれ如何に。まあ何がしか意味があるんでしょうが。
上映前に物凄い規模の宣伝をしていただけあって、なかなかのものでした。宇宙人に空飛ぶマシンや赤い蔦など、SF要素をこれでもかというほど積み重ね、その上にヒューマンドラマを上乗せしています。ちょっと不満だったのは、息子はいなくても別に差し支えがないのではということ。娘と父親の緩衝材になっているのでしょうが、あれくらいならば娘と父だけでも十分やっていけたかも。
あとこの映画は、外からの攻撃だけでなく、内からの崩壊(というより人為的なもの)がかなり来るものがあります。沈没するフェリーに巻き込まれる人々、動く車を求めて夜盗と化す難民、特に主人公のレイが終盤で下した決断には、内心ぞっとくるものがありました。あと怖いと言えば、川でのあのシーン。
また観に行きたいというほどではありませんでしたが、個人的には結構な良作でした。次はバットマンの映画なんか観てみたいと思います。渡辺謙さんの演技が楽しみ。