作者:ロバート・コーミア
訳者:金原瑞人
内容は淡々としている感じがしました。下手にアクションを突っ込むこともなく、どっちかというとスリラーみたいなものでした。その割にはラストで判明する驚愕の事実もサラリとしたもので、物語全体が薄っぺらい印象を覚えます。オチもなんとなくな感じで終わりましたし。
文章が下手なわけでもなく、キャラの心情とかに違和感を覚えるわけでもないのに……もう一味欲しい、と言ったところで。
それと、一人称と三人称がごっちゃになっているようで、所々で首を傾げました。
点数としては60点。
次はクリストファー・ハドソンの『キリング・フィールド』を読みますよ。