さてこんばんは始めましてここを拝見された方々、何の因果か春日さんに日記を書くことを押しつけられた復路鵜というものです。
春日さんからは『日記書いてね、でないと色々強奪してくから』とか脅されてしまい書いているのですが、何にせよはじめてというのは緊張するもの。
とりあえずは、先月に開催されたコミックマーケット、通称コミケのレポでも書いてみます。始めての日記がコミレポってのは割りとアレかもしれませんが、気にしない方向で。
第一章 到達まで
私はコミケの三日目に参加することとしていたのですが、当日はどういうわけか五時頃の起床でした。
暇つぶしに春日さんに電話でもしようかと思いましたが、絶対後で何かされるだろうと思ったので中止。
仕方ないのであずまんがのDVDでも見てみる。やばい榊さんがかわいい。
一体榊さんの下の名前はなんというのだろうか、と考えてたらいつのまにか出発時刻に。
無事に新幹線にも乗り駅をを出発した後は、ディーン・クーンツの『呪われた少女』でも読みながら買っておいた駅弁を食べたりして過ごしました。
途中で「ああ、この人コミケ行くんだなあ」と一目瞭然で分かるような人を見て、仲間を見つけた気分でちょっと安心したり、自分もそういう風に見られてるのかなとがっかりしている間に東京駅到着。
なんだかんだで東京到着。めんどくさいので途中を割愛してゆりかもめにも乗り込みます。
もう心は東京ビッグサイトの中です、はやる気持ちを抑えながらのろっちい速度のゆりかもめに揺られること二十分くらい。
国際展示場駅です。 ここまで来るともう係員が案内しているのでほっと安堵しながら指示通りに動いていきます。
前にも人が結構居ましたが、ふと後ろを見るとズラリと大量の人。
ああやっぱコミケに参加するんだなあと思いつつ歩く。
と、
ぽつぽつと頭に何かが当たりました。
雨です。
雨!?
私は焦りました。『どうせ傘なんかいらないだろ、へへん』とか余裕ぶっこいて傘なんか家に置いてきたのです。
ピンチ。
リュックの中を必死にあさります。勿論周りにそれがばれないように表面上は平静でいながら。
そして。
ありました。
折り畳み傘です。奇跡的に入っていました。
私は傘をカバンの中に入れてくれた誰かにこっそり感謝しつつも、折り畳み傘を開きます。ああもうすごいありがとう。
安堵しながらぞろぞろと私を含めた列は進んでいきます。
止まりました。
十分経ちました。
雨はどんどん強くなります。係員の人が傘を二人で一つ使ってくださいと遠くで怒鳴っています。
二十分経ちました。
三十分経ちました。
列が動き始めました。
暫く進んで止まりました。
並んだ時間はほんの少しのはずなのですが、待っている間の長いこと長いこと。
時計を見ます。一分経っていました。十分経っただろうと思って時計を見たら、三分しかたっていませんでした。
そんなこんなで時間をなんとか潰し。
列が動き始めました。
今度はどんどん進みます。期待に胸も膨らみます。
階段を上り始めます。
これは、まさか、まさか――――――――――
上りきりました。
上を見上げると、逆ピラミッド型の建物が私を見下ろしていました。
こうして私は、コミックマーケット会場に到着しました。
第二章 買い物戦争
とりあえずは傘を畳むこととし、会場内へ。
昨年も来たことはあるのですが、一年ぶりだとやっぱり感慨もひとしお。
あんまり立ち止まっても居られないのでさっそく本を買いに。
まずは西館、たぶんここの日記を見る人なら大半ぐらいが知っている『ひざうえ10せんち』さんに挨拶することにしました。
下手なことを言ったらイモウトの刑をくらったりするのかなとか戦々恐々しつつ歩きます。
ブース前到着。
売り子をしている人発見。きっとあの人が久慈さんに違いありません。
ここでお土産を投げつけて逃げ出してみようかとも思いましたが、それでは単なるオカシイ人です。
なので普通に挨拶。いい人でした。ここで本を持って逃げ出したらどうなるのだろう? とか思ったのですがそんなことしたら犯罪者です。
なので普通にお買い物。お土産も渡してみっしょんこんぷりーと。
次は『緑翠庭園』さんのところにいこう!と考え、向かいます。
到着。
サークル主のもりたとおるさんに挨拶しようかなとか考えたりしてみましたが、別にいいやと思いコピー紙を買って立ち去ったり。
次は『Master key』さんのところにいってみることとしました。文月そらさんのところですね。
とりあえず行ってみて挨拶。
「すみません、文月さんはいらっしゃいますか?」
「あ、もうしわけありません、彼は昼から来る予定で…」
残念。『Tiny Palms』とまこみし文庫SPを買いました。
『花楠』さんのところへお邪魔してみました。シャーリー本を購入。シャーリーがめっちゃくちゃかわいかったです。
あ、カゲロウさんは美人なかたでしたよ。
あとは西はあんまり用事ないなあ、と思ったので東に行くことにしました。
東に行くこと。
つまりあれです、『死のロード』とか『天竺にいくことより辛い道程(どんなや)』といわれている道を通るのです。
もう不安とか興奮でどきどきの状態です。
まあ考えてもしかたないので行動してみました。
……
………
…………
着きました。東です。
あれ、こんだけ? と思っていたら着いてしまいました。意外に普通だということが判明。
さあ買い物しよう、と下りのエスカレーターに乗り込もうとしました。
ちょっと凍りつきました。
下にはアリみたいに人が居ました。
ちょうど『ウォーリーをさがせ!』で出てくるウォーリー以外の人たちみんながそこにいたとか、単位は黄河砂とか使うんだろうなとか思いました。
とにかく人がすごい。
凍っていても仕方が無いので東ホールに入ってみました。
もう戦争でした。泥沼並みの戦場ですそこは。なんとなく私はベトナムを思い出しました。
しょうがないので人の多さは諦めて買い物を試みます。
…
……
………
…………
人多すぎやねん!
もうこれくらいしか突っ込めませんでした。
とにかく買い物三昧でした。表現方法としてはがっぽがっぽとかそんな感じが似合います。
買ったり人を避けたり人にぶつかったり買ったりぶつかって謝ったりしたわけです。あんまり買ってない…
気がついたらお昼でした。
ホールまで出て、持参してきたお弁当を出します。
ここでまた凍りつきました。
ひざうえさんの本がちょっとばかし雨の影響で濡れていました。私は叫びそうになりました。
カタログはそれ以上でした。これは別にどうでもよかったです。
食事を終えた後は再び東に戻ってお買い物。
…
……
………
…………
東終了!
なんかもうあと一年くらいは行かなくてもよさそうです。色々頭に染み付きました。
西に帰還します。
なんか買いそびれたかなーとか思いつつ、ふらふらと彷徨っていると、『共有フォルDA!』さんのとこのブースを発見。
さっそく新刊を購入。読むのが楽しみ楽しみ。
不参加の春日さんに名雪本を買ってみようかなとか思いましたが、「こんなん名雪じゃねー!」とか叫ばれたらたまらないので中止。
もういいか、と思い、はたと思い出しました。
そうです。
まだあそこがあったんです。
そう―――企業ブースというところが。
第三章 戦争終盤、帰還まで
西ホールからまがりくねったロープの間を辿ってエスカレーターに到着、上にのぼっていきます。
すると目の前には大きい扉。人がたくさん吸い込まれていきます。
企業の入り口です。実は入るのがはじめてなのでドキドキしたりしています。
よく考えたらどこに何があるのか分かっていないじゃんか、と思いつつ突入。
…
ここが企業ブースかっ、と妙に納得。
とりあえずは何かしら買おうと思い、行動開始。
やってきたのはオーガストのブースなのでした。
夏コミセットは買ってしまったら敗北してしまう(何に)と思ったので、プリホリのサントラでも買ってみることとします。
私が買い終わるといきなり販売が中止され、係りの人が忙しくCDなどを並べ始めました。
近くの壁に貼ってあった紙を目にすれば、どうやらファンボックスのプロモCDを配布するらしいです。
並んで手に入れることに成功。やふー! とりあえず別の意味で敗北したかもしれませんが、あんまり気にしないことにしました。
あとはすることもなくてぶらぶらとあたりを彷徨います。
とりあえずクラナドのサントラを買ったり、サーカスで多すぎる量のパンフを貰ったり、誰だか分からない人のCDを衝動買いしたりしました。
さてすることが本格的になくなりました。お金もいい感じにあまりなくなってきました。
しょうがないので再び西へ。相変わらず人が多かったです。
辿りづいたところで制限時間がなくなってきたので、目に焼き付けるように歩いて回ります。
やっぱり広いなあとか思っていると、ベルみたいなものが鳴り響きました。
どうやらコミケも終了みたいです。
大祭の終了に活気付いている人たちを暫く遠くから見たあと、帰ることにしました。
来た時とは逆の手順で東京駅まで向かい、夕飯にカレーをがつがつ食べます。
そのあとは新幹線に乗り、新潟へと帰っていきました。
ちなみにそれから二日間筋肉痛が抜けませんでした。
あと『ともよのほん』を買いそびれたのに気づいたのは翌日でした。
ということでみなさん、どうだったでしょうかこのコミレポ。
やたら長い上に読みにくいですね、はい(汗
まあ自分なりにはじめてにしては書けたほうではないかな、とは思いましたが、読まれた人はどう思っているかが気になってしまいますな。
冬はちょっと行けそうにないので、来年の夏は今年みたいにどたばたした楽しいコミケになればいいかな、と思います。
ということでキレイにまとめたところでシメ。