がらくたマガジン

小説を書いたり、読んだり、勉強したりするブログです。執筆者紹介  (復)=復路鵜執筆  (K)=春日 姫宮執筆

ピーター・ストラウブ!(投稿者:復路鵜)

だるさと眠気の国からこんにちは。復路鵜です。本格的な秋の到来にとうとう冬物の服を出さなければならない状況となりめんどくさいことこの上ないです。
空の境界』下巻の"忘却録音"まで読み進めました。流石型月のライターさん、とっても面白いです。
ここまで読んでの感想ですが、個人的にはアラヤさんと巴がお気に入りです。まあどちらも亡くなってしまいましたが、しみじみとカッコよさを感じ取ってみたり。
アラヤさんは敢えて滅ぼすことで人間という種そのものを救おうとする意志、全ての人と戦う覚悟を決めたその強さというものは、とても格好良いものだとしみじみと思いました。例え間違いだと知ったとしても突き進んだだろうその意志は凄いとしか言いようの無く。
巴は式のために、己自身のために価値あるものを掴み取ろうとした意志の強さ、根っこの根っこまでの根性が大好きです。物語を追うにつれて段々と明らかになっていく自分の歪んだ過去、不確かな記憶から湧き出てくる不安、最後の最後に突きつけられた酷く哀しい事実にもがき苦しむ様、それを無理矢理にでも乗り越え、価値あるものになろうとした様。
彼は尊敬できる人だと思います。幹也と訪れた昔の家のシーンはちょっとうるうるしてしまいました。



今は空の境界があるものの、これを読み終えたら次の本はどうしたものでしょうか。
読む本には全く困らないのですが、何を読もうか迷ってしまいます。
ピーター・ストラウブの本とか、ジョージ・ガイブとか、ドラマガもまだ全然読んでいませんし、そういえばまこみし文庫SPも途中で止まってます。
暫く本を買わなくてもやっていけるかなあ、とか思ったりもします。
ああでもジャック・ケッチャムの本も欲しいです。彼の書き口は非常に読みやすくてすぐに何十ページも消化できますし。今度紀伊国屋でも行ったら探してみようかなあ。