こう見えて、書きたいことは結構多かったりします。
が、あんまり荒んだ内容とか危険な内容を書くと、前後に日記を書く復路鵜さんが悲鳴をあげそうなので、気をつけています。
というわけで、この間見た「イノセンス」の話題でも。
凄いですね。アニメーションと言えばジブリくらいだろ、と思っていましたが、本当に凄い。コンピューターグラフィックを駆使した映像美、濃密な世界観、共に私のアニメの認識を覆される程でした。
ただ、それだけの技術を投入しておきながら、扱ったテーマには問題があったのではないかと思っていたり。
「人間は人形になりたがる願望がある」から引いて、「子供は人形によく似ている」というのが出てくるのは、やはり問題があるのではないかなぁ。その考え方の是非はともかく、こりゃロリコンや、それを下地にした犯罪者をその一環だと言っているのか? などと勘ぐってしまったり。
確かに、女性がダイエットをする、男性が毛を剃るようになる、最近は特に、母親が子供を人形のように可愛がる(と、言われている)など、人間が自らを人形にしたがっているなあ、と思うふしはあります。しかし、それをアニメーションでやっても視聴者に伝わるのだろうか? などと要らない心配をしてしまったり。
アニメはサブカルチャーだからサブカルチャーなりのテーマを扱う。とでも言うのでしょうか? いずれにせよ、テーマなんて考えなくても楽しめるように出来ていましたが。
ただ、物語は静かで上質ながら、グロい表現があったりします(抑えられてはいますが)。更に、アクションシーンは思ったより少ないです。恋愛要素は極めて薄いですし、ハリウッド映画のようなものを求めている人には、嗜好が合わないかも知れませんね。
ああ、結局濃い内容になってしまった。次は復路鵜さん、地震について宜しくね。