がらくたマガジン

小説を書いたり、読んだり、勉強したりするブログです。執筆者紹介  (復)=復路鵜執筆  (K)=春日 姫宮執筆

嗚呼、我が母校に涙するや(投稿者:復路鵜)

先日、私が卒業した中学校の文化祭に行ってきました。
かつて卒業した母校に再びお邪魔することはなんとなく勇気がいること。さまざまな想い出も思い出されます。ああそうだ、まだ図書館の本返してないや。でもいいか。
ノスタルジックにひたりながら中学校の正面玄関に入り、するりと中へ。
ああ、昔ここに自分が居たんだなあ、とつい実感してしまいました。一年二年三年の教室と見て周り、作品の出来不出来を評価します。
まだ在学していたころはここまで客観的な目で見られませんでしたから、なんとなく新鮮でした。
あと何故かグリーンマイルスティーヴン・キング著)が飾ってあったのでちょろっと読んでみたり。コーフィーがいい人でした。中越地震での募金を行っていたので軽く小銭を投入。
廊下を歩いていると、今まで用具置き場だったところが、食券販売機とかに変わっていました。
どんどんこの学校も変わっていくんだなあ、となんでもないような変化だというのに、しんみりしてしまいました。
かつて自分が掃除した廊下を通り、喉が渇いたときに水をがぶ飲みした水のみ場を通り過ぎ、走り回った体育館へと。
そこではバンド演奏なんざやっておりました。
知っている先生も知らない先生も、生徒と入り乱れ、楽しく歌って楽器を弾いたりしておりました。まあ明らかにぶっつけ本番だろうと思ったような歌もありましたが、それは気にせずに。
辺りを見回すと、保護者や生徒が入り混じってステージを眺めています。
自分も保護者側に見られているのだなあ、と思うとさっき食券販売機を見たときの気持ちがぶり返してきます。
適度にあちこち見回り、久しぶりにあった先生方に挨拶をし、色々書いてあったホワイトボードにペニーワイズの絵を落書きし。
最後に中庭で売っていたフライドポテトを食べて帰りました。ちなみに売店の名前は《おやじ屋台》。もう少しネーミングセンスを向上させた方がいいよと思いました。
あと十年も経ったら、二十年も経ったら、三十年も経ったら、この学校はどう変わっていくのでしょうか。私もどう変わっているのでしょうか。
あんまり変わってほしくはないな、と思います。
それは私も然り。