がらくたマガジン

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地震の爪痕(投稿者:復路鵜)

あの恐ろしい中越地震より二週間以上が経ち、それなのにいまだ大規模な余震が続いています。
震度4や震度5の余震が毎日のように続き、避難所にいる大人たちはちょっとした揺れにも震え上がる始末です。当たり前です、自分達の生活を地震で滅茶苦茶にされたのですから、心の傷も残るでしょうね。
その恐ろしさは子供達にも伝わっているようで、地震が来ると怯えた顔を見せたり、夜になると家に入らないで車の中で寝ようとすることも多いとか。
プライバシーが無いに等しい避難所生活のストレスと相まって、彼らの精神状況は荒んできているのでしょうか。
こんな生活があと何週間も続けば、ひょっとして何がしかの犯罪を犯す人も出てくるかもしれません。
また、所々で土石流の心配もあるとか。地震で土砂が溜り、川が詰まって天然ダムと化し、何かの拍子にそれが溢れ出し、下流に物凄い勢いで流れ込む。
もしもその先に避難者のテントがあったりすれば、悲惨な結末となってしまいます。
聞くところによると、避難者達を狙った詐欺行為や地震に紛れて盗みを働く行為もあるとか。あまりに酷い目の前の現実に手一杯の人からむしり取ろうというのは、人道的に見て最低ですね。
上越新幹線地震で脱線したままというのはやはり気がかりです。ようやく撤去作業を始めるようですが、今年中に復旧できる見通しはほとんど立っていないとか。なんてこと、コミケにいくのが滅茶苦茶大変になります。
こうして見てみると、やはり地震の爪痕はとても大きいのだなあと思ってしまいます。完全な復興にはあと何年かかってしまうのでしょうか。
しかし新潟も厄年だなあ、とも思います。地震に台風に、次はテロでも起こるのでしょうか。