がらくたマガジン

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フライング感想2−5(投稿者:春日 姫宮)

 おまたせしました。
 界隈でもっとも毒舌と評判の(?)春日式感想です。
 しかも、読み返してみると、今回はいつにも増して辛い採点をしています。8割近いSSを褒めていませんが、そんな感想でも宜しかったらお読み下さいませ。
 苦情はメールやチャット、WEB拍手、下のコメント欄、どんな手段で言ってきても構いません。
 あ、私の家に直接殴り込みだけはご勘弁を。




・そっと背中を


 良いです。良いですが、はっきり言って表現力が足りていない。でも、普通「表現力が足りないSS」は背伸びして、無理な言葉を使っているのに対して、このSSは背伸びせずに書いた感じ。
 実は、そういう方が私の好みだったりします。この路線を崩さずにいて欲しいなあ。



・落花生っぽい世界戦略犬 Featuring ヒトデ


 微妙。書いた方の実力は感じますし、物語に引き込むだけの力はあるのですが、なんか読後感がもやもやと……。
 でも、例えばこんな内容で200ページくらいの本があったら読んでしまうかも。何か一つ足りない気もしますが。



・つきみ


 よし、こういう作品書く人は大好きだぞ。多分だれも指摘してくれないだろうから私が指摘します。早々に気が付いてさっさと素晴らしいSSが書けるようになっちゃって下さい。
 ちょっと痛い。



・握手


 いい話を作ろうというのは伝わるのですが、


 そして握手した手を離した。
 そのとき世界が戻った。


 といった部分など、時々気合が抜けてしまった表現があり、上手く話に入り込めませんでした。



・友情シンフォニー


 何気ない日常を描いた物語ですね。それを楽しく描くというのは、とても難易度の高いことと思います。まだまだ上は目指せるかと。



・もう一度あなたに会うために


 ついていけませんでした。



・夢


 もうちょい基本的な文章力を磨こうぜ。



・それも一つの大切なもの


 これも友情シンフォニーと同じかな。男同士で飲むのも良いものです。だからこそ、もっと雰囲気を出して欲しかった。



・夏目風子


 決して悪くないのですが、私の好みに合いませんでした。



・上を向いて、歩いていこう


 痛い。
 多分感想会でも叩かれると思います。書いた方は覚悟しておいて下さい。それと、これをバネに頑張って。



・アンコール


 独特の雰囲気を構築したことは素晴らしいと思います。でも、面白さとしては今ひとつに思います。



・Aids by the Side


 好きです、このSS。ちょっと表現に粗さも見られましたが、それを埋めるだけの雰囲気を感じました。



・彼女がここにいる不思議


 なんだろう、このSSからは何かを感じます。二回読んでもちょっと掴めなかった。後でもう一度感想を書くかも。



・だからあなたに捧げます、最後に一つの裏切りを


 美佐枝さんを描く心意気は良いと思います。……だけど、もうちょっとしっかり描写を溜めて書こうよ。



・アゲイン2


 風子が描かれていますね。この独特のテンポは私に合っているのか、嫌いじゃないです。



・誰が為に鐘は哭く


 リーン、ゴーン、リーン、ゴーン
 教会の鐘が哭く。

 この表現を初めとして、少し陳腐な感じを受ける表現がいくつか。
 これは感性の違いなのか、いわゆる教会の鐘の音が、哭くという表現に合っているようにも思えませんでした。



・消えない名前


 ストーリーが良かったですが、表現がイマイチ。



・二乗する”もう一度”


 やはり、文章力が足りていない印象。



・巡る廻るいま


 なかなかでした。良作だと思います。



・思い出は桜と共に


 雰囲気重視、という感じもしませんでしたが、もっとストーリーが欲しかった。



・もう一度この足にチャンスを


 描写が足りない気がする。もっと書き込んで描いて欲しかったです。



・ヴァイオリンは恋を唄う


 こういう方向に持って行くか(笑)。意外で面白かったです。



・坂を上る彼女、坂を下る彼


 こういってはなんですが、ただ書いた感じ。もう少し情熱が欲しいなあ、とか思いました。



・葉桜


 今回、一つだけ別の道をひた走っている感のあるSSでした。
 こういうお堅い文体、好きです。



・輝ける日々へ


 アイディア賞進呈します(笑)。
 これは本当に意外でした。



・赤い傘と日曜日


 良作。
 表現の拘りもなかなかでした。



・真実 -truth-


 えーと、とりあえず私に言えることは、くすりとも笑えなかったということだけです。