がらくたマガジン

小説を書いたり、読んだり、勉強したりするブログです。執筆者紹介  (復)=復路鵜執筆  (K)=春日 姫宮執筆

あ、当然半分くらいフィクションね(投稿者:春日)

 今日は飲み会の打ち合わせのために、都内某区のスターバックスでケンケンガクガクとやっておりました。
 私も一応現代っ子なので(これ、あと何年言ってられるかな……?)、そんなもん当日にホットペッパーで探せばいいじゃん、なんて思ったりするのですが、そうは問屋が卸さないウツシヨ、まあ、うるさい先輩がいたり色々あるのです。
 さて、私ともう一人の彼、彼は中国人だったりするわけですが、ようやく条件に沿ったお店をいくつかピックアップすることができました。
「さてと、目処が立ったところだし、ちょっと花摘みに行ってくる」
「はぁ? 何で花摘みなんですか」
「ええぃ日本語の分からんヤツめ! うら若き乙女がハイキングで『ちょっと花摘みに』と行ったら黙って行かせるのが紳士だろうがっ」
「それはlocationもsubjectも異なると思います」
「英語を使うなー! いいか、『花摘みに』はヤンガスだって使ったんだぞ。俺が使って何が悪い」
「貴方の言うことは良く分からないですね」
「コノヤロウ、君は今、日本の文化の神髄たるDQを、ゲーム産業を侮辱したんだっ」
「八つ当たり……」
「とにかく、行ってくる」
 と、トイレに行ったところ、案の定というか、一つしかないその場所には先人がいました。
 しかも、こういう状況だと、かなり待つことが多いのです。
 スタバのトイレは広い個室ですし、綺麗ですし、どうせ店に来たからには利用したい! いっそ大はここで、という気持ちも分からなくはないのですが、待つ身としてはなるべく早く済ませて欲しいものです。
 とりあえずは
「ひらけゴマ!」
 しかし、いまは何も起こらなかった。
 むぅ、受け取るのには意外と有効なんだけどなコレ。
 次は、DQのファンファーレを最初から最後まで脳内で演奏。
 ターン、タカタッタッタッター チャラララチャラララチャラララ
 ターン、タカタッタッタッター そういえばロトシリーズはたったたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたったたったたたたーだったなあ。現行のファンファーレは天空シリーズのものだと思っていたけれど、7以降もそのまんまだよな。ま、いいや、曲の続きを演奏しよう。
 
 …………
 ……
 …
 
 ええい、まだ空かないのか。もしかしたら化粧しているのかも知れないな。あれ長いからな。俺がここにいることをアピールして追い出してやるか。
「ごほん」
「げほん」
「ごほほんのほん」
 しかし、何も起こらなかった…
 なげーよ。
 もう10分くらい待ってる気がするんだけど。
 咳払いじゃだめなのか。よし、こうなったら足踏みでアピールするか。なんか若者っぽくてイイカンジ。
(しーあわっせなら足ならそ)
 タンタン。
(しーあわっせなら足ならそ)
 タンタン。
(しーあわっせなら態度で示そうよ、ほらみんなで足ならそ)
 タンタン。
 
 やべえ、楽しくなってきた。
 よし、別の曲にも挑戦だ。
 まーいむまーいむまーいむまーいむ、まいむえっさんそ!
 タンタン。
 
 …………
 ……
 …
 
 そしてかれこれ15分くらい待っただろうか。ようやく扉が開いた。
 って、水の流れる音が聞こえなかったぞ。
 さて、どうやら化粧か何かしていたらしいトイレの主は、イタリアとかスペインとか、その辺の出身っぽい方でした。
 と、その後ろからもう一人、学生風の可愛らしい日本人女性が出てくるではありませんか。
 その女性の手をひっぱりながら、マリオ(仮称)は私に向かって
「ゴメンネ」
 と謝り、去っていきました。
 本当に、さわやかな笑顔で。
 
 それを見た私は、なんとなく愉快な気持ちになって、たまにはこんな風に待つのも面白いかもしれないな、なんて思いました。
 
 
 ※春日 姫宮は決してホモではありません。
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 さて、上の長い日記に辟易なさっているかも知れませんが、これから日記の最後にDQ〓に関わるエトセトラについて書いていこうと思っています。今回は初回ですので、買おうか買わないか迷っている方の為にDQ〓がどんな感じだったかについて。
 一言で言うなら、3Dになったということ以外殆ど今までの作と変わりません。音楽も雰囲気も、もちろんシナリオも、本当にDQしています。映画のような作を期待している方にとってはチャチさを感じるかも知れませんが、その分ゲームとしてのテンポを崩さないように出来上がっていると言えるでしょう。ムービーも非常に簡潔で、ぼーっと見ている時間は過去のDQとそれほど変わらないと言う点は、私のようなコアなDQファンにとっては嬉しいことでした。
 ただ、一つだけ問題点を指摘するとすれば、今回の作品は「テキストを読む」という感覚がかなり薄れてしまっていることです。私はDQのテキストを読むのが毎回とても楽しみなのですが、今回はやはり映像に頼ってしまった部分があって、プレイ時間の割にテキストの量が少なく、そこが不満でした。
 それでは、また次回。今回がマジ入ってたので、次はお軽い話題でいきます。