ダークとはかくあるべきでは無いでしょうか?
とにかく嫌悪感。その一言に尽きます。
はてなダイアリーでの紹介文では
非の打ちどころのないすばらしい音楽の美と、不完全で醜悪な現実が並列して描かれている。同時に演奏する2つのオーケストラのように」と同名の書で評されているように、これほど観る人のあらゆる感情を暴力的なまでに呼び覚ますミュージカルはほかにない。
と、書かれていますが、まさにその通り。純粋な愛というものが如何に馬鹿馬鹿しくて、独り善がりで、醜悪で、そして美しいのかをここまで描いたダーク作品にはついぞお目にかかったことがありません。
復路鵜さん辺りに見せたら大受けだと思うんですが、どうなんでしょう?(笑)
以前ここで触れたグリーンマイルと被る部分もあるのですが、きっとこの作品と比較してしまうから、グリーンマイルが大したことのない作品だと思ってしまうのでしょうね。