がらくたマガジン

小説を書いたり、読んだり、勉強したりするブログです。執筆者紹介  (復)=復路鵜執筆  (K)=春日 姫宮執筆

オリコン感想(k)

とりあえず。参加してます。
かきさんとかが、番号順に感想を書いてるので、私は逆順で書いてみようと思います。
なお、点数は伏せます。自作にも感想つけます(自作バレ回避の為)。一応ネタバレは回避しているつもりですが、予期せぬところでやっちゃうかも知れません。後で感想は、予告なしに変更される可能性があります。


>No.070 アリス
下妻物語……。
こういう物語は、映像がないと苦しいですね。


>No.071 ……動物園に行きたかった
オチは結構好きでした。
設定と文章にもう一練り欲しいところ。まだこなれた感じが出てきていません。


>No.072 月時雨
これはこれで一つの完成形ではあると思うのですけれど、自己陶酔の感がやや強すぎると、私は、感じました。


>No.073 14文字の涙
安易で、設定にもかなり無理がある感は否めませんが、物語としてみるなら良くまとまっていたと思います。
電話の向こうが、幼いと言っても良いくらい若い子だったという事は、物語で暗示されてます(乙女っぽくないは伏線)が、更に長髪色白痩せ型の美女だったに違いないと、男ならみんな考えるでしょうね(笑)。


>No.074 魔女の岬
一文一文は正直ぎこちなさを感じるくらいなのですが、全体として読むと、とても綺麗な物語に仕上がっています。
感動しました。私よりも力量は上だと思いますので、他に批評は致しません。


>No.075 夜の夜
死に対する漠然とした不安を、感覚的に上手く表現できています。
ただ、個人的にはもう少しだけ、それを掘り下げて欲しかったという印象を抱きました。この終わり方もアリだとは思うんですが、悪く取れば作者さんの思考停止とも受け取れます。


>No.076 Another
表現力には目を見張るものを感じるのですが、青春ドラマで使い古された設定を2,3取り出して、並べただけという印象です。
この手の作品は過去のこんぺで多数出展されてきたため、どうしても評価は辛くなってしまいます。


>No.077 曇りのち晴れ。
表現を頑張っているのは伝わるのですが、素直に賛辞を送れるレベルには達していません。そして表現に力を入れすぎた代償として、物語のテンポが犠牲になっています。
また、テーマがこれまでのこんぺで扱われ尽くしたものだったので、余計に過去の傑作との差異が浮かび上がってしまいます。


……と、不才ながらそれなりの期間、こんぺに関わってきた私などは思ってしまいます。


>No.078 君が星を手にするとき
批判の言葉が思いつきません。
よくできた物語でした。


>No.079 奥の細道
文章力はかなりのものです。そして、前半の期待の持たせ方は、特筆すべきものを感じました。
後半の収束のさせ方にもう一工夫あれば、名作になり得たと思うのに。それだけが残念。
もう少し中身のあるものを期待していました。