- 作者:マレク・ノヴァコフスキ
- 訳者:工藤幸雄 他
だらだらと過ごしながらこんな短編集読んでました。やばいこまき杯全然出来てないどうしようがんばろう今度多分。いやネタは出来てます、書いていないだけですから!(えー
「 一九八二年頃のポーランド、ワルシャワ。その場所では政権を支配していたロシアによる戒厳令が発せられ、人々は抑圧の中にあった。そこに暮らす人々の物語であり、群像劇でもある―― 」
こんな感じのあらすじ。
中身は四十篇ほどの短編集が詰まっているのですが、実は三〇〇ページ行きません。なので一篇一篇が短く、二ページ程度のものもあったり。
面白さという観点から見れば大したオチがついていないのが多く、完全に小説として割り切って読むならちと厳しい。ルポルタージュ、もしくは生活情景を写した物として見るのがいいかも。
個人的には「第三十四話 信頼の電話」と「第十話 2072日」が面白かった。 あと、「第35話 アマリア・ベッサラボ先生」は何気に狂気ものでした。作者とか見聞きした情報を頼りに書いたらしいけど、こんなんどうやって取材したんだろ。