月刊サンデーGXで連載中の同名作品を、『沙耶の歌』や『フェイト/ゼロ』を手がけた虚淵玄氏がノベライズしたと評判の作品です。
現在の最新作はニトロプラスから発売された『続・殺戮のジャンゴ 地獄の賞金首(邦題)』…………の筈です。女傑、西部劇、銃撃戦が好きな人は注目してみるといいかもしれません。
感想としてはとにかくB級映画、とにかくド派手、とにかくエンターテイメントな作品でした。弾丸ばら撒きまくり。
『フェイト/ゼロ』においては原作そのものを大事にするよりも、作者本人の色を濃く塗りたくっているためにやや原作とは乖離する傾向が見られましたが、この作品においてはマイナス方面よりむしろプラス方面にカッ飛んでいったようで一安心。文章も濃いのでじっくり楽しめます。
なにはともかく、今作最大の見所はシャドーファルコンでした。ラストの一騎打ちが燃える。いやむしろ萌えるかもしれません。
キャラとしてもう他の人を完全に食ってしまっているため、前後に挿入されたドシリアスな場面すら侵食してしまいます。原作マンガにも是非とも出て欲しいところです。
- 作者: 虚淵玄,広江礼威
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2008/07/19
- メディア: 文庫
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web拍手のお返事。
>11:09 ☆星蓮船のSSも楽しみにしています
妖怪退治の快感を覚えてしまった東風谷さんが女王様になって鞭を振り回しながら船を乗っ取るSSのネタが去来しました。嘘です。
三面ボスさんとか色んな意味で濃いので想像してみるのも面白いかもしれません。巷では二面の人の人気が高いようですが。