がらくたマガジン

小説を書いたり、読んだり、勉強したりするブログです。執筆者紹介  (復)=復路鵜執筆  (K)=春日 姫宮執筆

私的なまとめ(一番好きだったSSとか)


今回は、お世辞でなくハイレベルな作品ぞろいだったと思いますが、特に良かった作品を挙げておきます。
名雪SSのベストは『ネージュラパン』。BADエンド後が丁寧に描かれています。次点としては『絆について』。原作の設定を一部を変化させることで名雪も変化するという作品の性質上、原作の名雪が見たいという人には向かないかもしれません。
『さいごの手紙』もかなりの傑作です。ベストや次点にしなかったのは神代さんの『かえるところ』が名作すぎたからでしょうね。ハッピーエンドであって欲しいという欲が(笑)。『輪廻』の名雪も可愛すぎましたが、如何せん分量不足ですね。
あゆSSのベストは『はじめてのプール』。ていうかこれしかまともにあゆを描いたSSがないです(笑)。完成度は太鼓判を押せます。ただ、今回の作品もかなりいい出来なものの、作者のくろGさんはもっといいあゆSSを沢山書いているので、今回手を抜きやがったのがミエミエで許せません(笑)。
栞SSのベストは『embrace』。これだけのやりとりを描ける作家さんは心華さん以外にいないんじゃないかな、と。
真琴SSのベストは該当作なし。だって真琴SSがないんだもん。『本当はこわい、みんなのKanon』があるだろって? それ真琴違い。『怪しい家族計画』はどうしたって? あれは秋子SS(笑)。
舞SSのベストは『ひとりぼっちの雪うさぎ』。しおりすとのManukeさんには申し訳ありませんが、これは私から見て栞SSじゃなくて舞SSです。
佐祐理SSのベストは『from here to Kanon』。佐祐理の描き方だけでなく、テーマの選び方、祐一や他の人物など、非常に秀逸でした。次点として『微睡む』。テーマ性が足りないんですが、単純な文章力、佐祐理の描写力ならぶっちぎりでNo1でしたね。
香里SSのベストは『春ですね』。みのりふさんは好不調の波が激しいSS書きさんなんですが、このSSは間違いなく絶好調。ボディーブローのようにじわじわと幸せが効いてくる素晴らしいSSです。
美汐SSのベストは『あの空の下で』。あまりのレベルの高さに本気で驚嘆しました。
秋子SSのベストは『「パパパパーン」の詩』、『怪しい家族計画』。どっちか1つに選べません(笑)。
総合で大賞を選ぶとしたら、やっぱり『惑いて帰れ、楽園へ』。名雪が出てこないこと以外、文句の付けようがない最高のSSでした。惜しくも次点になるのが『夢の終わりのそのあとに』。こちらもこんぺなら迷うことなく10点を進呈したであろう、紛うことなき名作です。