がらくたマガジン

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シンフォニック=レイン(ネタバレあり1)

シンフォニック=レイン DVD初回限定版
キャラクターに対する雑感です。全力でネタバレしているので未プレイの方は読まないで下さいませ。



1.トルティニタ・フィーネ

この娘と姉のアリエッタは、一見した二人のイメージとは、逆の性格「も」持っていたという点が大きいでしょうか。敢えて「も」と強調するのは、一見のイメージも彼女たちの真実の姿だと思うので。
ただ、ゲームをしている内に目立ってくるのは、その一見とは逆のイメージですね。正直、彼女は「嫌な女」だというイメージが強いです。
もちろん状況的に仕方が無いと思う部分もありますが、それにしてもクリスに対する歪んだ執着心はどうにかならないかと思うわけで、特に彼女がわざとあけすけな好意を見せて、クリスに煙たがられる辺りは「少しは傷心の彼を労ってやれよ」とゲームにツッコミ入れてました(笑)。
それともう一つ。ゲーム中彼女は、意味のないところでまで嘘を吐いていることがあります。嘘を吐き続ける生活に慣れてしまった副作用と言うのでしょうか。
それって結構怖いことだと思うんですよね。嘘を麻薬の如く常習するようになってしまった彼女が、クリスに嘘を吐く必要性が無くなった後できっぱりとそれを止めるというのは、やっぱり難しいでしょう。
そういった点では、3年間吐き続けてきた大嘘は、彼女の精神を相当病ませてしまったのだと思います。
だからこそ、私はこのキャラクターが好きなんですけれどね。