がらくたマガジン

小説を書いたり、読んだり、勉強したりするブログです。執筆者紹介  (復)=復路鵜執筆  (K)=春日 姫宮執筆

room-butterfly『ZINJA SLAYER』2013(1/5)

 ドーモ、皆さん。復路鵜です。本日は『ZINJA SLAYER』というトーホー=ニンジャヘッズには欠かせない東方Project忍殺風ノベライズ合同誌を読了しましたのでイヤーッ! ニンジャ風に紹介したいと思いますアバーッ! 以下注意書き。

 ◆以下に記されるのは作品の感想でありますが、他の人が読む面白さを消去しないためネタバレはしない◆NRS重点のためよく分からない部分があってもそっとしよう◆してください◆でもキャラ特性ぐらいには触れる◆

 ◆よりよいNRSを供給したい◆しますね◆なおエピソード感想は分割形式なので今後何週間かにわたって掲載するのだ◆長期保存◆あとネタがわからない人はゴメンナサイ◆先触れ謝罪◆ソレデハハジマリ! イヨォーッ!◆

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『アット・ザ・ダーク・スプリング・ポート』(文/うるめ 絵/北雪)
 さっそく読者をサツバツなニンジャ空間へと突き落とす素晴らしきイントロダクションです。非道な振る舞いをするサラリマンや陰鬱な重金属酸性雨など、アトモスフィアが高度に再現されており実際ハイエンドな。
 この作品に登場するダウザーは非常に生命力に満ち溢れており、それは本家に例えるならばフォレスト=サワタリよりむしろブラックヘイズめいて、策略と応用を利かせてサバイバルする可能性もあるでしょう。実質ライバルキャラ重点。眼光の鋭さはシックスゲイツを匂わします。
 そして終盤に登場するツェッペリンとダウザーと酸性雨が含まれたウキヨエが非常に美麗! さながらヨウカイスレイヤー(ハクレイ・レイム)を捉えそうなインパクトでありますが、アッハイ、ヨウカイスレイヤーさんが一番強いです。
 アンブッシュめいて一般市民を襲うヨウカイの邪悪さは原作ニンジャのエビル要素とも綺麗に合致し、破天荒ながら原作度を貫く描写は某コンプティークで連載される漫画版とも似た風味を漂わせます。
 またこの作品に限らず、エピソード群でさりげなくタタラ・コガサの採用度が高く、これはもはやコガサの人気ランクアップ重点とも言えます。だが待って欲しい、むしろこれはコガサなら爆発四散させても構わないという邪悪思想が……ゴメンナサイ、コガサ=サンはスゴイ。


『レイク・オブ・カミ・アンド・シークレット・パワー』(文/凡用人型兵器)
 妖怪の山に陰謀あり! 山のカミによる奸悪タクティクスは原作成分を巧みに顕しており、ギークめいたカッパが虐げられる様はサデズム・アトモスフィアを刺激されるので実際アブハチトラズな作品です。まさかのイバラカセン登場だがこれもマッチしています。
 イバラカセンの頻りに強調される豊満なバストは一部少女らのヘイトを刺激する暗黒産物ともとれるが、特に猥雑描写でないので問題ありません。むしろオイランめいたバストの持ち主によるコンテスト開催も視野に……罰金重点? アッハイ。
 戦闘や策謀が追求されるだけではなく、サナエやカッパたちのようにホノボノとカワイイと織り交ぜた抑圧支配構造なども描かれており、ニンジャ的サツバツ・バトルとニンジャ的サツバツ・ライフが交互に作り上げられていて緩急がしっかりしています。
 ハタテ=サンが行動に踏み切った動機なども気になる所ですが、それは後半戦の方で語られそうです。殺戮者とかもその辺でエントリーしそうです。備えよう。


『ビズィージ・オン・ザ・サイバネ・アイ』(文/喚く狂人)
 まさかのモリチカ=サン負傷に私は驚愕した。そしてネオヒトザトの語呂の良さにひれ伏した! キル・アトモスフィアに満ち溢れた作品でありながら、所々でギリニンジョを一滴垂らしてくれるので飽きが来ません。さながらスシに載せられたワサビ。
 今短編においては私立探偵メイガスやロボシリーズが登場するわけですが、キャラクターの造形がヤバイ級に良く、東方と忍殺をただくっつけただけの化学現象に留まっていません。とてもタノシイがあって笑えたり熱中できるので青少年におすすめしたい。
 そしてニンジャ世界におけるモーターシリーズの登場で機械的面白さ斜め上昇ヤッター! なぜかこのロボを見ていると最近フルーツ系統で有名なマスク・ライダーを思い出す私ですが、多分わるいニンジャとかの陰謀だと思います。
 過酷なニンジャ世界に欠かせないIRCシステムやイクサを東方の人々と結びつける事で、欺瞞とすれ違いの世界が十分に練り上げられています。YRS(ヨウカイ・リアリティ・ショック)入門者に是非おすすめしたい逸品です。


 ということで以上! 次回に続く!